アクティビティ図
概要
処理の流れを示す図です。
表記法
アクティビティ図では以下の要素を使用します。
名称 | 表記 | 説明 |
アクション | ![]() | 処理を表します。 |
デシジョン | ![]() | 分岐を表します。 |
マージ | ![]() | 分岐の合流を表します。 |
矢印 | ![]() | 処理の遷移を表します。 |
フォーク | ![]() | 以後の処理を並列処理にしたい場合に使います。 |
ジョイン | ![]() | フォークで並列した処理を合流させる場合に使います。 |
開始 | ![]() | 処理の開始を示します。 |
終了 | ![]() | 処理の終了を示します。 |
レーン | ![]() | 処理をまとめるのにレーンを使います。 |
解説
処理の流れを具体的に示すのに使用します。
処理をアクションで示し、矢印で処理の遷移を示します。
処理をアクションで示し、矢印で処理の遷移を示します。
例
概要 | 表記 | 説明 |
順次処理 | ![]() |
アクション1の次にアクション2に処理が移るケースです。 |
分岐処理 | ![]() |
分岐する場合、デシジョンを用います。デシジョンからの矢印にガード条件を記述します。 分岐後に合流する場合はマージに向かって矢印を引きます。 |
並列処理 | ![]() |
並列処理の場合、フォークとジョインを用います。 なお、フォークとジョインは省略可能です。 |
レーン | ![]() |
処理を何らかの単位で区切りたい場合にレーンを用います。 担当を明確にするのに使用する場合、例えばレーン1を担当者A、レーン2を担当者Bとします。 |
2次元レーン | ![]() |
レーンを2次元で表現したり、項目を入れ子にすることができます。 |
詳細
名称 | 表記 | 説明 |
シグナル送信アクション | ![]() | シグナル送信アクションを示します。他のアクションを発生させる契機をシグナルと言います。 |
イベント受信アクション | ![]() | イベント受信アクションを示します。 |
オブジェクトノード | ![]() | オブジェクトノードを示します。 |
例
概要 | 表記 | 説明 |
シグナル | ![]() |
シグナルによって処理2にも流れていくことを表します。 |
オブジェクトノード | ![]() |
オブジェクトノードです。 |
新旧対応(2.0と1.5)
1.5との相違点です。
項目 | 2.0 | 1.5 | 説明 |
アクション | ![]() アクション | ![]() アクション状態 | 2.0では名称が、アクションであるのに対し、1.5ではアクション状態と言います。また、図も異なります。 |
レーン | ![]() | ![]() | 1.5では図が異なります。 |
レーンの2次元表記 | 可能 | 不可能 | 2.0ではレーンを2次元表記できます。 |
レーンの項目の入れ子 | 可能 | 不可能 | 2.0ではレーンを入れ子にできます。 |
シグナル送信アクション | シグナル送信アクション | シグナル送信 | 1.5では名称はシグナル送信です。 |
イベント受信アクション | イベント受信アクション | シグナル受信 | 1.5では名称はシグナル受信です。 |
シグナル送受信 | ![]() | ![]() | 1.5ではシグナル送受信の図が異なります。 |
オブジェクトノード | ![]() オブジェクトノード | ![]() オブジェクト | 1.5では名称はオブジェクトです。 |
オブジェクトノードとの接続 | ![]() | ![]() | 1.5ではオブジェクトとアクションは点線で接続します。 |