ユースケース図
概要
ユースケース図は、ユーザーの視点での機能を示す図です。
表記法
ユースケース図では以下の要素を使用します。
要素 | 表記法 | 説明 |
アクター |
![]() ![]() 任意のアイコン |
任意のアイコンで示します。 一般にはスティックマンで示されることが多いです。 ユーザーを表します。 |
ユースケース | ![]() ![]() |
楕円内または楕円の真下にユースケース名を記述します。 システムが備える機能を表します。 |
関連 | ![]() |
直線でアクターとユースケースを直線で結びます。 各アクターがどの機能を使うかを表します。 |
包含 | ![]() |
包含関係を表します。 |
拡張 | ![]() |
拡張を表します。 |
汎化 | ![]() |
汎化を表します。 |
システム境界 | ![]() |
長方形で境界をあらわします。内側がシステム化の対象で、外側が対象外です。 システムが扱う範囲を表します。省略可能です。 |
解説
そもそも何を作るのかを明確にする用途に使えるので、
開発の序盤で利用することが多い図です。
どこまでを実現し、どこからを対象外とするかを明確にしたり、
機能に漏れはないかを確認するのに有効です。
ユースケースでは、内部の処理は一切触れずに、ユーザーに提供すべき機能を記述します。
アクター候補としては、ユーザー、他システム、ハードウェアです。
インタラクティブなシステムのモデリングに向く一方で、リアルタイム系システムにはあまり向いているとは言えません。
アクター候補としては、ユーザー、他システム、ハードウェアです。
インタラクティブなシステムのモデリングに向く一方で、リアルタイム系システムにはあまり向いているとは言えません。
例

新旧対応(2.0と1.5)
1.5との相違点です。
項目 | 2.0 | 1.5 | 説明 |
アクター |
![]() ![]() 任意のアイコン |
![]() ![]() |
1.5ではアクターはスティックマンかアイコンのみです。 |